ヨーロッパ産牛肉の部位と価格について

ヨーロッパ産牛肉はアメリカ産やオーストラリア産と違い赤身肉が主流となります。
ヨーロッパでは健康志向が強く、脂肪分は極力排除されます。また、健康維持の観点から牛にストレスを与えない放牧肥育(グラスフェッド)が一般的でホルモン剤などは禁止されています。

このような環境で育った牛の赤身は肉本来の味わいが引き立っているのが特徴となります。


 

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ヨーロッパ産牛肉製品の輸入再開

2000年12月にヨーロッパ産牛肉および牛肉製品の輸入が停止しました。

そして、
2013年にフランス産、オランダ産、アイルランド産牛肉の輸入再開
2014年にポーランド産牛肉の輸入再開
2016年にノルウェー産、デンマーク産、スウェーデン産、イタリア産の輸入再開
その後、スイス産等の牛肉の輸入が再開

このように徐々にヨーロッパ産牛肉は解禁されてきましたが、市場で出回っているのをほとんど目にしたことが無いと思います。
その理由の一つとして、関税が高く、日本が購入するメリットが無いという事です。

しかし、2019年に関税が引き下がったことからアイルランド、ポーランド、イギリス産などの牛肉を輸入し始めた商社がいます。


ポーランド産牛肉の部位と価格

アウトサイドグルムキ(外もも脂除去済み)
価格相場 1400/㎏

特徴:肉質的には硬めの部位なのでローストビーフやルースー用に使用することがベスト。

チャックフラップ(ザブトン)
価格相場 1680/㎏

特徴:豪州産、米国産に比べて若干小さい感じはありますが、十分焼き材として使えます。価格も安く、歩留まりも良い

チャックアイ(肩ロース)
価格相場 1500/㎏

特徴:肩ロースは厚切りステーキなどに使用することも可能ですが、本来はスライスで使うのがベスト。厚切りにする場合は表面に切り込みなどを入れると良い

トライチップ(友三角)
価格相場 1500/㎏

特徴:もも肉の一部で希少部位とされています。もも肉の中でも一番サシが入る部位ですが、食感はザクザクした感じです。ポーランド産はほぼサシが無く赤身の肉です。

イチボ
価格相場 1400/㎏

特徴:最近、流行りの部位。肉質は柔らかいが、場所によっては少し硬い部分がある。気にするほどの硬さではない。

ムキタン
価格相場 2700/㎏

特徴:タン先が5センチほどカットされている。タン下は付いたままです。


ポーランド産牛肉は30か月ほど飼育されますが、11月~1月の3か月間は穀物に似た飼料を与えているため、肉質が若干柔らかくなります。



イギリス産牛肉の価格と部位

シンスカート(横隔膜)
価格相場 1500/㎏

特徴:米国産でいうアウトサイドスカートです。米国産に比べて少し薄いですが、使い方次第では十分活用できます。

チャックアイ(肩ロース)
価格相場 1500/㎏

特徴:ポーランド産よりも肉質が硬めなので、スライスして使うことがベスト



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